そのような背景のなかで、BFTでは、リコージャパンと協業し、リコージャパンのユーザ企業のシステム部門に、新しい技術の導入前にIT技術のノウハウを学んでもらうべく、実践型IT技術研修「BFT道場」の「ギノトレ」を受講いただきました。「BFT道場」を受講することになった背景や、研修を作り込むまでの過程、また研修を受けた感想や、受講後の手ごたえなどを対談にてお話しいただきました。
▲オンラインでものびのびとした雰囲気の中でインタビューを実施
▲左上からリコージャパンの石川様 、 中嶋様 、 奈良様 、有賀様
BFTの古賀、富岡、藤本
【「BFT道場」導入コース 】
BFT道場:ギノトレ(仮想化基盤の運用管理者向け教育)(計:4 回)
1.Ansible の基礎座学研修(1回目)
2.Playbook を作ってみる、使ってみる(2回目)
3.Ansible Tower を触ってみる(3回目)
4.業務を想定してAnsible Tower を使ってみる(4回目)
※顧客のリクエストに合わせ研修期間・内容をカスタマイズしてご提供
【対談出席者 】
◆リコージャパン
石川様、奈良様、中嶋様(ICT事業本部 ICT技術本部)
有賀様(営業担当)
◆BFT
富岡(BFT道場講師)、古賀、藤本
【「BFT道場」を導入した背景は? 】
(奈良様)WEB サイトで見たことをきっかけに「BFT道場」に興味を持ちました。我々のユーザ企業が昨今急
激に成長しており、拡大すればするほど、情報システム担当者の運用負荷が増加するという課題がありました。
そもそもIT業界全体で人材が不足しており、なかでもIT関連部署の人材不足による運用負荷の増加が課題とな
っています。そこで、なにか役に立てることはないかと(研修など)探したところ、「BFT道場」が提供する
Ansible の研修に出会いました。
(有賀様)実際にお客様が使える形でAnsible の研修を提案したいと思っていました。そんな時に、弊社でシステ
ム構築を担当しているSEが、BFTの研修を受けたことがあると聞いて話を伺ったところ、研修の内容がとても
良かったと大変好評でした。BFTさんの研修が実際の運用を想定した内容も盛り込めると伺い、お客様からは急
ぎ自動化に着手したいとのことだったので、ニーズがマッチし、今回の企画が進行する運びとなりました。
◆リコージャパン様の社員の方々が一度受講してくださったと思うのですが、いかがでしたか?
(奈良様)BFTの講師の方が実際に現場にでているSEの方ということで、より実践に近いリアルな情報を提供
されていた点が印象的でした。
(中嶋様)私も他の講習を受けたことがありますが、それと比較すると、BFTさんの方が、ユーザーに寄り添っ
た形の研修だったと感じました。以前受けた講習は、基本的な知識だったり俯瞰していたりするものが多い印象で
したが、BFTさんは、ユーザーが求めていることに対してピンポイントで研修をしてくれている実感があり、と
ても助かりました。
【研修内容を設計するにあたってのポイントは? 】
(富岡)(今回導入した研修が)カスタマイズ研修なので、お客様の実際の運用手順や、運用方法のドキュメント
等々を事前にいただきました。更に、書面だけではなくお客様から直接説明も受けた上で、実際の運用方法にマッ
チする形で研修を作り込んだことが 1 番のポイントです。一般的な知識がベースにありつつも、本当の現場の運用にマッチするような実践で使える研修を心がけていました。
◆研修設計にあたっての工夫した点、苦労した点は?
(富岡)実際の運用手順を教えていただいていたので、それと環境が合うように、クラウド環境を作り込むという
点が、カスタマイズしていくなかで難しいと感じました。逆に言えば、クラウドの時代になっているので、環境を
限りなくお客様のものと近しいものにしていくことも可能なのかなと思います。
◆講師を実際にされて、お客様の反応は?
(富岡)(今回導入した研修が)カスタマイズ研修なので、お客様の実際の運用手順や、運用方法のドキュメント
等々を事前にいただきました。更に、書面だけではなくお客様から直接説明も受けた上で、実際の運用方法にマッ
チする形で研修を作り込んだことが 1 番のポイントです。一般的な知識がベースにありつつも、本当の現場の運用にマッチするような実践で使える研修を心がけていました。
▲リコージャパンの石川様
▲研修設計や講師を担当したBFTの富岡
【受講後のお客様から反応とその後の業務状況について 】
(有賀様)私も参加して、研修内容は拝見しておりました。お客様のなかで早い方は、早速自動化のスクリプトを
現場で作って試し、始められていました。研修中の段階から実地をされていたのは、最初にもらった手動の手順が
非常にわかりやすく、自動化できることが見えてきた結果だったと思います。 Ansible 構築の案件自体、難しいの
ですが、実際に構築し、様々な部分を自動化して運用を始められていると聞いています。
(奈良様)
3日目、4日目、お客様に寄り添ったより実践に近い形の講習で、テストケースとしてスクリプト等のプレイブックのご案内を頂いていました。お客様も食い入るように興味を示し活発な意見も出ていたと思います。お客様にとっても、研修内容が実践にすぐ活かせる内容だったのかなと思います。
【BFTに今後期待すること 】
(有賀様)今後ハイブリットクラウドなど、クラウドを使う環境に変化していくと思いますし、流行りではないで
すが、コンテナ化なども視野に入ってくると思います。今度はIT教育だけでなくSIの側面で自動化などご一緒
できればと思っています。
(石川様)「BFT道場」の研修が技術的に品質が高いというのもありがたいが、プログラムが一辺倒なベンダー
が多くいるなかで、お客様の要望は千差万別にあります。いかに要望に柔軟に対応してお客様の望み通りに提供し
ていくかが大切だと思っています。親身に相談に乗って実行してくれるベンダーが思っているより少ないなかで、
技術の高さにプラスしてそういった柔軟さがあるのはありがたいと思っています。今後もそういった形で困りごと
があった時に協力いただけると嬉しいです。
(古賀)非常にご参考になるご意見多くいただきましたので、今後もお客様に寄り添いながら臨機応変にご対応で
きるようなサービス展開をしていきたいと思います。
【BFT道場とは 】
2017 年 1 月に提供を開始した教育サービスで、これまでに累計1400名以上の方に受講していただいております。BFT道場の研修は本当に活躍できるエンジニア育成をコンセプトに、自ら調べて仕事を進めることができる状態まで育成することを目指しています。また、すべての研修コンテンツは実際にBFTがプロジェクトで培った
ノウハウを基にコンテンツ開発を行っています。そのため、一つの技術要素を学ぶ研修であっても、実際のシステム構成を前提にしているため、必要な周辺技術についても理解できる内容となっています。さらに講師は現役のSEが担当するため、机上の理論ではなく生きた知識を学習できます。
「BFT道場」3つのコース
・トレプラ 新卒・若手社員向け、実践技術研修
マンツーマン指導で着実な知識習得
・ギノトレ 完全オリジナル研修
ニーズに合わせてカスタマイズ可能
・チョイトレ 多様なコースから選択できて定額制
スクール形式で3時間のトレーニング
■「ギノトレ」とは
BFTの現役SEが実際のプロジェクトで導入した技術ノウハウを基に作成された研修コンテンツです。
最新の技術を活用する際に必要なポイントを短期間で習得することが可能で、ハンズオン形式で実施される研修は楽しみながら学習できるため長時間の研修でも楽しく学ぶことが可能です。
研修内容はパブリッククラウドやAI、自動化、仮想化など、これからのシステム開発で必要な最新の技術が初級コースから応用コースまで用意されています。
【会社概要】
社名 リコージャパン株式会社
設立年月日 1959年5月2日
資本金 25億円
代表者 代表取締役 社長執行役員 CEO 坂主 智弘
売上高 684,178百万円(2021 年 3 月期)
従業員数 18,887名(2021年4月1日現在)
住所 〒105-8503 東京都港区芝 382 芝公園ファーストビル
公式HP https://www.ricoh.co.jp/sales/about
【会社概要】
社名 株式会社BFT
設立年月日 2002年4月4日
資本金 9,990万円
代表取締役 小林 道寛 Kobayashi Michihiro
従業員数 418名(2020年4月時点)
住所 〒100-0005 東京都千代田区丸の内165 丸の内北口ビルディング 22階
公式HP http://www.bfts.co.jp/
BFTは「人とシステムをつくる会社」です。
システムづくりに加え、システムにかかわる人材の育成にも力を注ぎ、さらに豊かな社会の実現を目指しています。
(1)インフラ基盤構築 サーバ環境構築・ネットワーク環境構築 ・クラウド環境構築
(2) システム開発 オープン系システム開発
(3) 教育サービス 「BFT道場」 トレプラ・ギノトレ・チョイトレ